インターン体験記 インターンシップ2年目を経て気付いた仕事と自分

 

インターンを始める前の自分

私はインターンシップを始める前まで、将来について深く考えたことがありませんでした。学校の授業やアルバイト、そして友人との交流を続ける生活を送る中でも、特に不安や不満はありませんでした。持っていた目標も、ただ単位を取る、お金を貯めるといったその時々に関したものでした。しかし、ある時に友人から就職活動を始めたという話を聞きました。話を聞いている最中は特に感じることはなかったのですが、後になって一人で考えてみると、就職のことなど少しも頭にない自分に気が付きました。それからしばらくしてから、税金について興味を持ち始めて、インターンを始めることを決心するのですが、それまでは少しでも自分が興味のある事柄というものもありませんでした。

所得税について他のインターンシップ生と一緒に学んでいます。

インターンを通じてどんな風に成長したか

2年間のインターンシップを通して得た一番の成果は、自分の将来についてよく考えることができるようになったことです。もちろん、日々の業務の精度を上げることができたり、業務に関して新たな気づきを得るといった成長も見出すことができましたが、インターンシップを始める前の自分と比べて一番大きく変化したことは自身の考え方です。確かにインターンシップを始める前の自分のように、特に目標もなく、自分が興味のある事柄も分からないといった状態では、将来について考えようとしても、考えることができないと思います。様々な経験が、私の凝り固まっていた考え方をより柔軟にしました。将来についてだけではなく、何か物事に対して考えを持つ際にも役に立っていると考えています。

手を動かしながら税について学んでいます。

成長できた理由・要因は?

正直にいうと、1年目は慣れない仕事についていくことや様々な新しい知識を覚えることで精一杯でした。しかし、2年目となり少し余裕が生まれて将来について考えることができるようになった際には、それらの1年目の経験は多くの選択肢と化して広がりました。やはり、それだけ多くの経験をさせていただいているからこそ、様々な考え方を持つことができたのだと思います。その上、私は興味のある業界のインターンシップを行ってきたので、それだけ興味のある経験や知識を得ることができました。全く自分が知らない、興味がない事柄を発見することも良いことですが、このインターンシップの場合は、自分の興味のある事柄についてより深く知ることができたということも、自身が成長できた要因であると考えています。

インターンシップ生どうしで互いの意見を交換しています。

私にとってインターンとは

私にとってインターンシップとは、大きなきっかけです。日々の生活の中にもたくさんのきっかけがあり、それが元で人生が一変することがあります。この2年間の私のインターンシップはまさしくそれであり、人生が大きく変わったと言っても過言ではありません。事務所で業務を進めるにあたっても、都度様々なきっかけに気が付きました。そのように、常に情報に対してアンテナを張っておくことの大切さも学ぶことができたうえに、会計についてこれからも継続的に学びたいと考えています。これから私は社会に出ていくわけですが、このインターンシップで学んだことを忘れずに、きっかけを大切にしながら、目標に向かって進んでいこうと考えています。

約2年間のインターンシップのまとめについて発表しています。

卒業発表の様子です。インターンの経験から、社会人としてどう働きたいか話しました。