こんにちは!
採用広報を担当した元未来会計チーム・広報部スタッフの木下です。
長田会計事務所から卒業するまでの半年間、採用活動にいそしんでおりました!
本格的に採用活動に力を入れた結果、正社員2名・インターン生3名・パート1名の採用に成功しました!!
未来会計チームで経営支援をさせていただいて、「採用」は大きな課題だと知りました。
中小企業の皆様のお役に少しでも立ちますようにと願いを込めて、昨年秋から始まった長田会計事務所の採用活動のうち実際に効果のあった取り組み紹介を、最後のブログとさせていただきます。
1. ターゲット層の明確化と「条件の引き算」
パートさんの採用では、事務所のお客様もよく利用されている「しゅふJOB」を使用しました。
掲載課金・応募課金・採用課金とさまざまな料金形態がある中で、今回は掲載課金型(掲載のみで4週間61,000円→初回限定キャンペーンで54,000円)を選択しました。
(応募課金は応募1件の時点で7,500~360,000円、採用課金は採用されたら52,000~358,000円+都道府県別料金+月額料金10,000円)
5名以上の応募があれば元が取れるという計算で目標設定していました。
※地域や時期、職種によって変動があります
募集職種は、長田会計事務所の経理総務でした。
特に経理を担当していただきたいという思いから、当初「経験3年以上」「特定のソフトが使える方」といった条件を必須・歓迎項目として設定していました。
しかし、応募ゼロ…!
今振り返れば、ハードルが高すぎるので当然です。
あわてて求人を見直したところ3件の応募が来たものの、想定していた層からの応募はありませんでした。
掲載が本来アプローチしたい方々には刺さっていないことがわかりました。
所内ミーティングで改めて話し合い、改めて「私たちが本当に求めているのはどんな方か」を整理しました。
税理士補助ではなく会計事務所の経理総務ということは、まず職場の雰囲気に馴染んでくれることが第一なのではないかという方向性が見えてきました。
それであれば専門知識や経験があることが第一条件ではなく、お子さんがおられるなどで「ぜひ時短で働きたい方」が合っているのかもしれない。
そういった方々が仕事探しで最も重視していることは「家庭やプライベートを優先できる安心感」 なのではという結論に至り、求人の文面を経験重視ではなく、働きやすさや安心感を前面に打ち出す内容へと見直しました。
するとその直後、まさにイメージしていた層の方から応募が!
スタッフみんなで喜びを分かち合いました。
正社員でも「ハードルの設計」は重要でした
正社員募集では、業種は問わず、1年以上何かひとつの仕事に打ち込んだ経験があり、税務会計への転職を希望されている方を求めていました。
専門知識よりも、粘り強く取り組む姿勢や誠実さを重視しました。
正社員募集の際も、媒体担当者から「応募しやすい設計にした方がいい」と繰り返しアドバイスをもらっていました。
特に転職活動中の方は現職に就いていることも多く、志望動機の記入などハードルがあると後回しになりやすいとのこと。
試しに志望動機の記入を「必須」から「任意」に変更したところ、応募者の幅が広がり、どんな方が興味を持ってくれているかを把握できるようになりました。
「未経験OK」にしたことで新卒に近い層からの応募も増えたため、歓迎条件に「フルタイム就業経験1年以上」を追記するなど、少しずつ調整を重ねました。
また、中途採用ではスカウトメールも有効でした。
職務経歴からある程度その方の背景が読み取れるため、こちらからアプローチしやすいのです。
一方、学生インターンのスカウトは、まだキャリアが少ない分、お互いのマッチングを見極めにくく、あまり効果的ではありませんでした。
※そんな学生インターンをどうやって採用できたのか、次の章「3. 学生インターン採用:SNS・ブログの地道な発信が鍵だった」をご覧ください!!
広告のフックは、仮説と検証から作る
採用原稿で気づいたのは、「この求人、自分のことだ!」と思ってもらえるフックが必要だということです。
「誰でも大歓迎!」というトーンにしてしまうと、逆に誰の心にも刺さりません。
まずは条件を絞って掲載し、応募が来たらその方の経歴やバックグラウンドをよく確認します。
テキストのどの部分がフックになったのか仮説を立て、効いていそうな部分は強調し、そうでない部分は調整する。
次の応募者が来たらまた同じように検証し、原稿を修正します。この繰り返しです。
掲載期間をいくつかの期間に分けて、仮説と検証のサイクルを回すのがおすすめです。
たとえば4週間の掲載なら、こんなイメージで進めていきました。
- 第1週:条件を絞ってハードルを高めに設定
- 第2週:条件を少し緩める
- 第3〜4週:より幅広い層に向けて開放する
こうして少しずつ原稿を育てていくことで、自社にフィットした人材に出会える確率が上がっていきます。
2.「一緒に働く人」が伝わる写真へのこだわり
安心感を演出するために見直したもう一つのポイントが、「写真」 です。
最初は少し引きで撮った写真を使っていたのですが、求人一覧に並べてみると、なんとなく距離感があって親しみにくい印象でした。
他の求人を見渡すと、笑顔がはっきり映った写真・清潔感のあるオフィスの写真が自然と目に飛び込んでくることに気づきました。
採用・広報に力を入れている他県の会計事務所のホームページも参考にしながら、一緒に働くスタッフの笑顔がしっかり伝わる、近い距離感の写真へ変更し、求人一覧で他社の掲載写真と何度も見比べて見劣りしないかを繰り返し確認しました。
この「顔が見える安心感」 は、特に主婦層の方々に響いたのではないかと感じています。
知らない職場に飛び込む不安を、写真一枚が和らげてくれる効果があったように思います。
※なお、これらの写真はすべて写真家の藤田温さんに撮っていただいています。
余談:笑顔が持つ、本能的な力
参考事例を調べるなかで気づいたことがあります。
それは、「笑顔には無意識に視線が集まる」 ということ。
これは意思の力ではなく、脳が「安全で心地よい情報を見逃さない」ようにできているからだそうです。
笑顔は表情の中で最も認識しやすく、見た瞬間に脳が安心を感じ取る。
言葉を介さずに「ここは安全だ」と伝えられる、最短のコミュニケーション手段なのです。
難しい話をしてしまいましたが、とにかく求人の写真で損をしてほしくない!ということです。
3. 学生インターン採用:SNS・ブログの地道な発信が鍵だった
長田会計事務所では、学生向けのインターン採用にも力を入れています。
若い世代へのアプローチとして積極的に活用したのが、Instagramのリール動画です。
10代・20代には、写真よりも1分程度のショート動画の方が圧倒的に見てもらいやすい傾向があります。
私たちの既存フォロワーは30代以上の顧客層がメインだったため、フォロワー外の若い層に届けることを明確な目標に設定しました。
通常の画像投稿ではフォロワーが閲覧の約7割を占めますが、リール動画ではフォロワー外が閲覧の約7割を占めます。
この特性を活かし、月2件以上の動画投稿を継続することで、18〜24歳の層へのリーチを意識的に増やしていきました。
投稿後は必ず効果を検証。どの年代に届いているかを確認し、ターゲット層に届いている動画を「成功」とみなして次の投稿に活かしていきました。

18~24歳の層が一番厚い、この状態をゴールとしていました!
内容は、インターン生自身に「どんな経験ができたか」「就活にどう役立ったか」を語ってもらう形式に。
学生目線のリアルな声が、世代に響いたようです。
実際に応募してくれた学生さんの中には、ホームページからInstagramまで丁寧に追ってくれた方もいました。
さらに正社員採用の応募者からも「学生さんが頑張っているのを見て、自分も頑張ろうと思えました」という嬉しい声をいただきました!
もう一つの大きな力:インターン生のブログ
実は、インターン採用に最も直接的な効果をもたらしたと感じているのが、2022年7月からスタートしたブログです。
インターンOBのH君が始め、月1回ペースで引き継がれてきたこのブログ。
その積み重ねのおかげで、「税理士事務所 大阪 インターン」で検索して応募してくれる学生さんが今年に入って急増しました!
コンテンツを積み上げ続けることが、検索流入を生む第一歩になるのです。
実際、今回の面接応募者の5分の4がホームページ経由という、通常では考えにくい結果になりました。
H君、本当にありがとう!
ちなみに、H君が書いた「総勘定元帳の作り方」が、長田会計事務所の全ブログの中で堂々の殿堂入りを果たしています(謎ですが…笑)。
このように、HPには豊富なブログコンテンツがあり、それを見て応募してくれた学生さんは、すでに長田会計事務所をよく知ってくれていることが多いです。過去には、ファンに近い学生さんもいました!
自社広報は即効性よりも、じんわり効く漢方のようなもの。でも継続すると、確かな効果が現れます。
4. 求人は「出しっぱなし」NG!日々の分析と改善が成否を分ける
採用活動を通じて痛感したのは、「求人は出したら終わりではない」 ということです。
私たちはアクセス数や「お気に入り数」を毎日のようにチェックしていました(所長に知られたら怒られるかもしれないレベル…笑)。
ある時、上位掲載の短期無料キャンペーンを試したところ、閲覧数が一気に10倍に増え、理想のターゲットからの応募につながった経験もあります。
- 応募がなければ → 求人が適切な場所に届いているかを確認
- 応募があれば → 求めている層に刺さっているかを確認
文章のリライトや他社求人との比較、日々の反応チェック。
採用活動は、短期間に集中して手直しを続けることが成功の鍵だと実感しています。
現場のスタッフの声を、採用に活かす
採用活動でもう一つ大切にしたのが、現場スタッフの声を聞くことです。
中小企業では、経営者が採用を一手に担うケースが多いですが、実際に一緒に働くのは現場のスタッフです。
長田会計事務所では、最終決定権は所長にありますが、採用コンテンツ作りはもちろん面接、採用までスタッフとインターン生が行います。
今回のパート採用は、ターゲット年代に近いスタッフ小向さんがご友人のリアルな声を届けてくれたことで、求める人物像の解像度が上がり、求人文のリライトに活かすことができました。
また、採用段階から現場の声を反映させることで、入社後の受け入れ態勢も自然と整っていく。そんな効果を感じています。
おわりに
「ターゲットに合わせた条件設定」「安心感の演出」「動画・ブログによる継続発信」、そして「日々のデータ分析と改善」。
これらを地道に続けてきたことが、今の成果につながっています。
採用活動に取り組んでいる皆さまの、少しでも参考になれば幸いです!
また、新たに長田会計事務所のメンバーに加わった皆さん、これからの活躍を期待しています!!
以上、「元」スタッフ木下でした!








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