未来そうぞう塾『意外と知らない損害保険』を開きました

株式会社エスエス保険センターの代表取締役社長 亀多正純氏をお招きし、未来そうぞう塾『意外と知らない損害保険』を開きました。
会計事務所は生命保険については会計処理が複雑なため比較的詳しいのですが、損害保険に関してはほぼ知らないのが実情です。
大雨や台風、地震の多発、そして新型コロナウイルスという想像もしなかったリスクにさらされている今、学ぶ意味があると考えました。
今回は「損害保険とは」という基本的なところから事業におけるリスクについて、講義とワークを交えてお話しいただきました。
併せてこの講座はリアル受講組とオンライン組がともに学ぶ実験的な講座でもあり、たくさんの学びがありました。

損保勉強会1

まず損害保険そのものについての説明がありました。
自賠責保険、地震保険、火災保険などは知っていましたが、サイバー保険、セクハラ・パワハラ保険などもあると知り、多くの種類があることに驚きました。
しかし、たくさん種類があるからといって損害保険は難しいものではなく、「自社のリスク」を考えていくと必要な保険を選ぶことができます。

損害保険3

続いて実際にリスクについて考えるワークを体験しました。
例えば、建設業の法人の場合、工事現場での事故による破損や従業員のケガ、火災や自然災害による損害、工事代金が回収できなくなるなど様々なリスクが考えられました。
飲食業、製造業など業種ごとに考えていくと、どの業種にも共通するリスクもあれば業種ごとに異なるリスクもあります。
そして、リスクにも損害保険の対象になるものと対象にならないものがあり、様々な角度から準備をしておく必要があることがわかりました。

私たちは常にリスクの中にいます。
そしてこれからもリスクを抱えながら生き、事業を継続していきます。
そのために自分や自社のリスク、顧客のリスクを冷静に想定し、それに対する手を打っていくことが安定した経営には必要です。
今、新型コロナウイルスというリスクに対応しながら懸命に事業を前へ進めておられる皆様に、私たちがさらにできることは何かを考えるヒントになりました。