みなさんこんにちは!
インターン1年目の佐藤と2年目の平瀬です。
今回はこの2人でブログを書かせていただきます。
まずは1年目佐藤です!
人生初ブログということで、かなり緊張していますが…(笑)今まで培ってきた作文能力を存分に生かして執筆していきたいと思います。
さて今回のテーマは…『租税教育を受けてみた!!』
長田会計事務所ではさまざまな学びの機会として「未来そうぞう塾」という勉強会を開いています。この勉強会は、知識やスキルの向上はもちろん、興味や関心を広げ、人生を豊かにすることを目指しています。
「税務・会計」だけでなく幅広い分野を学ぶ勉強会ですが、インターン生や新入スタッフ向けの「租税教育」「給料計算と社会保険」などは毎年行われ、社会人としての基礎知識を身につける機会となっています。
そして今回のテーマは「租税教育」。
租税教育とは「税に関する知識を正しく身に着けること」を目的としています。国税庁や日本税理士会が推奨し各地でセミナーが開かれるほど、私たち納税者が知らなければいけない知識が詰め込まれています!
そしてなんと講師は所長、長田雅子税理士です!贅沢ですね…!(確認したところによると、「租税教育」は所長担当なのだそうです。)
普段はとても穏やかな所長も税が関われば気骨稜稜。
税に関わる知識をたくさん学ばせていただきました。さすが税理士です。
8月某日12:00
在籍インターン生が全員出勤できる、夏休みのある日12時、勉強会スタートです。
なぜ12時なのか。長田会計事務所は6~9月がサマータイムのため1時間前倒しになっています。そのため午後の勤務は12時スタートなのです。
それでは今から租税教育の勉強会を始めたいと思います。
よろしくお願いします!
時計の針が定刻を指すと同時に早速講義が始まりました。いったいどんなことを学ぶのでしょうか。ワクワクします。
突然ですが皆さんに問題です。税の制度はいつからあるでしょうか?
長田さんの第一声目はまさかの問題…! それに難しい…!
江戸かな…?それとも明治くらいかな…? 困惑していると長田さんが答えます。
弥生時代くらいからあるんです。
へぇ~~
これには一同衝撃。
そうなんです。実は日本における税制度は、卑弥呼が国を治めている弥生時代から確認されているんですね。驚きです。
でもこの時代にまだ「お金」はないのでは…?
こんな疑問を持った方もいるのではないでしょうか。安心してください。当然僕も思いました。
では、このスライドを見てください!
僕たちの心を見透かしたように長田さんはスライドを用意していました。
弥生時代のところをご覧ください。「自然経済の時代で現品、労役を中心に当てる」と書かれています。
なるほど…! 当時の貴重なものと言えば、食料と労働力。これらが税として充てられていたのですね。面白い…!
また、租税という漢字に使われている「禾(のぎへん)」は稲穂という意味であり、このことからもかつての税はお米であったことが伺えますね!
では、続いての問題です。
また問題だ…! もうさっきみたいな難しい質問はやめて…!
明治時代に実際にあった税は次のうちどれでしょう。
①うさぎ税 ②たぬき税 ③きつね税
……な、なんじゃそりゃ~! そんなふざけた税があったなんて…! 難しすぎる…。
わ、分かりません…。
これには一同落胆。想像もつかない…(笑)
正解は①のうさぎ税です!
…納得できない。何でウサギに課税なんてするんだ!
当時の国民も似たようなことを思ったでしょう(笑)ですが、これにはしっかりとした理由があるんです…!
明治時代に貿易が解禁され、うさぎが輸入されるようになると、珍しい動物として人気を博し、数が増えすぎてしまったんです! それを抑えるために、一羽につき1円(現在で言う1万円)の税を課したんですね。中々強引なやり方ですが…(笑)税収は上がるし、うさぎの数は抑えられるし、一石二鳥ではありますね!(笑)いや、一石二兎?(笑)
では、続いての問題です。国民一人当たりの一年間の医療費の公費負担額はいくらでしょうか。
考えたこともなかった(笑)
病院で保険適用されることはもちろん知っていますが、年間どのくらい負担されているんだろうか…。
国民医療費の公費負担をご覧ください。国全体で約17兆円…! 1人当たり約13万5千円…!とんでもない額だ…! 思っていたより恩恵を受けているんだな…。他にもインフラや教育に相当な金額が充てられている…。救急車だって無料で呼べる事を考えると、我々はこの納税の仕組みに感謝しなければいけないと改めて思いました!
さて、勉強会はまだまだ続くのですがお昼のチャイムが鳴りました♪
佐藤のターンはタイムアップということで、後半は平瀬さんにバトンタッチです!先輩よろしくお願いします!
はい!
佐藤くんからのバトンを引き継ぎ、ここからインターン2年目の平瀬が担当します!ブログは2回目ということで、もう慣れたものです(?)
では、気になる講義の続きをみていきましょう! レッツゴー♪
では最後の質問です! 現在、日本の一般会計の歳入額はいくらでしょうか?
…。
ニュースで見たことがある…! だが思い出せないッ!!
令和5年度の一般会計歳入総額は約114兆円なんです!
す、すごい額…! そういえば、私が高校3年生になった2019年に初めて100兆円を超えたと話題になっていました…!あれから4年、ついに110兆円を超えたようです…!
1年間に得た国の収入のことを「歳入」といいますが、グラフを見るとこの歳入総額のうち約61%が税金で成り立っていることが分かります。
一方、歳出はというと…
グラフを見ると、医療・福祉・教育・警察など、我々国民のために税金が使われていることが分かりますね。いや~、普段「税金高いな~」なんてぼやいている私たちですが(笑)、しっかり税金の恩恵を受けていることを意識しないといけないですね!
さて、ここまで税金について学んできたので、みんなでディスカッションしてみましょうか!
ディ、ディスカッション! 税金についてのディスカッションなんてレベルが高すぎるッ…!とあたふたしているうちに、すかさずディスカッション用紙が配られます。
ではまず1つ目のテーマについて考え、議論してみましょう!
おそるおそるテーマを見ると…。
【テーマ①】
すべての政策を実行するにはお金が足りません。
あなたはどうすればよいと思いますか?また、その理由は?
う~~ん…。やはり難しい…。
私がテーマを見て真っ先に思ったのは、「すべての政策と書いてあるけど、これって本当に必要な政策なの??」でした(笑)
どうでしょうか?みなさんが考えたことを話してもらえたら!
歳入を増やすという面では、税率を上げる、国債を発行する、など。歳出を減らすという面では、実行する政策を絞る、地方交付税交付金の交付の仕方を見直すといいのではないかと思いました!
僕はずばり、新しい税制を作る! ですね。例えば健康に悪いもの……ジャンクフォードなどに税金をかけるとか(笑) そう、ハンバーガー税とか(笑)
(一番食べてるのに・・・笑)
ゴルフ場利用税があるなら、趣味のものもどんどん課税できそうですよね(笑)あとは電車を利用する人ってかなり多いので電車賃に税金をかけるとか!
いや電車賃はもう十分高いな~(笑)
ありがとうございます(笑)それでは2つ目のテーマにいきましょうか!
【テーマ②】
すべての政策を実行するにはお金が足りないので、歳出を削減するか増税するなどをしないといけません。もし増税するならば、どうすれば国民にとって公平な税負担を実現することができると思いますか?また、その理由は?
むむむ…こちらも難しい…。
増税はしたくないッ! だが公的サービスの質も下げたくないッ! というのが本音ですが…(笑)日本は高齢化も進んでいますし社会保障費も今後増えていくので、やはり「高福祉・高負担」というバランスがいいのではと思いました。
こちらのテーマはいかがでしょうか??
やはり、所得税などだけでなく、他の税金も累進課税にすることを進めると、納得感があっていいのかなと思います。その分、たくさん納税している人には何か特典があるとよりいいのかなと思いました!
私も累進課税的に課税することや、税率を見直すことが必要だと感じました。それだけでなく、もし国民がもっと健康だったら社会保障費も減少するのでは?と思いました(笑)
たしかに!(笑)
たばこ税や酒税を上げてもっと国民の健康を促進しましょう!(笑)
おーー!
みなさん色々な意見ありがとうございました。ひとり一人が税金や社会のしくみを理解して、自分の意見を持つことが大切だと思っています。
今回の勉強会で、税金についてより深く知っていただけましたか?
はーーーい!!
(笑) それでは勉強会を終わります。ありがとうございました!
ありがとうございました!!
今回の勉強会を通して、税金の意味や役割など、私たちと税金の関りを深く学ぶことができました!
ディスカッションでは、テーマに対して「自分だったらどうしたいか?」を主体的に考えることで、普段から身近なものだと意識しなければいけないなと感じました。
今回はインターン生佐藤と平瀬でお送りしました。
お読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!!