長田会計事務所のつくりかた③「未来そうぞう塾」

前回に引き続きスタッフ遠藤です。
未来型経営支援、広報、事務所運営を担当しています。

長田会計事務所が大切にしていることのひとつに「学んで使う」があります。これは自然にできた事務所の文化のようですが、実はいろいろな「しかけ」をしているんです。

そんな「長田会計事務所のつくりかた」を皆さまご紹介していきたいと思います。

今回のテーマは「未来そうぞう塾」

事務所ではさまざまな学びの機会を用意し、参加することで知識やスキルの向上はもちろん、興味や関心を広げ、人生を豊かにすることを目指しています。
「未来そうぞう塾」は「税務・会計」のような「会計事務所らしい」コンテンツから少し広げた経営に関すること、「保険」などの「周辺知識」や、コーヒーや紅茶の淹れ方やアート鑑賞、コミュニケーションなど、幅広い分野を学びます。インターン生や新入スタッフ向けの「租税教育」「給料計算と社会保険」などは毎年行われるコンテンツで、社会人としての基礎知識を身につける機会となっています。
スタッフとインターン生で運営し、所長やスタッフ、インターン生が講師を務めますが、外部講師をお招きする場合もあります。スケジュールは年間計画であらかじめ確保しており、講師を担当するスタッフは開催に向けて準備をします。誰かに教えることが一番の学びになり「学んで使う」が実践されています。

そして、未来そうぞう塾の最大の特徴が、所内勉強会ではないことです。内容によるのですが、所外の方もご参加いただけます。「美味しいコーヒーの淹れ方講座」は毎年人気企画で、外部の方にご参加いただき、スタッフやインターン生にとって貴重な機会となってます。
今年も10月に開催予定ですので、ご興味のある方はこちらからお申し込みください。

2023年も「マーケティング」「民法」「エクセル」「パワーポイント」「動画作成」「コーヒー」「紅茶」など、数多く企画されました。
その中で、今回は「マーケティング」をご紹介します。

スタッフ池永です。
和処Re楽の女将でファイナンシャルプランナーの裏野由美子さんを講師にお招きし、『これからの時代のマーケティング』で、マーケティングを学びました。

3回連続講座だったのですが、共通していたことは「知ることが大切」ということです。自分たちがどのようなサービスを提供できるのか、また、したいのかを知る、お客様はどういう方なのかを知る、そして、最終的にお客様にどうなっていただきたいのかを知る、お客様や社会が必要としているものを生み出すためには、知ることが必要不可欠だと知りました。

また、基本的な考え方や用語を知ることも大切です。「戦略」と「戦術」の違いを説明できますか?戦略とは目標達成ルートをどれにするのか決めること、戦術とは達成のための具体的な行動を選ぶことです。マーケティングには戦術より戦略が重要で、さまざまな分析方法を学び、事例を交えて具体的に理解していきました。そして長田会計事務所をモデルに考えることで、学んだことを活かすことに繋がりました。戦術は売り手と買い手の目線から考えるなど、目標達成のために必要なものを検討しました。

 

 また、さまざまな購買行動モデルを通して知らず知らずのうちに自分たちもマーケティングされていることを知りました。ある購買モデルのひとつの段階に「布教者となっていいと思ったものを広める」というものがあり、過去に自分も布教者として商品を広めていたことがあることを思い出しました。その時は、自分がいいと思ったものを使ってほしいという気持ちでしたが、それがマーケティングになると受講してはじめて気が付きました。

これまでマーケティングに対して「縁遠いもの」と思っていましたが、想像しているより近いものなのかもしれないと思えるようになりました。また身近に感じられるようになっただけでなく、マーケティングを学ぶ前は「みんながいいと言っているから」や「最近よく見るからいいのかもしれない」と選びがちでしたが、学んだことで自分で取捨選択できるようになりました。

裏野さんありがとうございました!(スタッフ池永)

スタッフ木下さんの感想です。
受講してからマーケティングのイメージが変わりました。
これまで事務所ではSNSや通信、動画など運営してきたので、その効果を測定するためにマーケティングは必要だと思っていました。一方で、マーケティングに対して「怖い」という印象を抱いていました。
「休めないあなたに」や「まだ脱毛しないの?」など、「〇〇しなければならない」という教育をするのがマーケティングだと思っていたからです。

しかし、裏野さんの勉強会ではあくまで「お客様が商品を買うのは、お客様が望むゴールへ近づくため」が前提にあり、お客様の関心のあることに関心をもち、価値提供をするためのツールへと上書きされました。
先に商品を作って売れるようにするのではなく、お客様が何を求めていらっしゃるのか、自分たちはどんな価値を提供しているのかを確かめる工程があり、マーケティングは怖いものではなく、よりよい関係を築くために必要なものなのだと知ることができました。(スタッフ木下)

長田会計事務所の「学んで使う」という価値観を表す「未来そうぞう塾」はいかがでしょうか?
これからも真摯に学び、その学びをお客様へのサービス、事務所運営、自分自身の人生に活かす事務所づくりをしていきます。

10月の未来そうぞう塾『美味しいコーヒーの淹れ方講座』募集中です。
詳細、お申し込みはこちらからお願いいたします。
※定員があるため、お申し込み時には仮申込となります。確定のご連絡をお待ちください。

長田会計事務所 スタッフ遠藤でした!