この春、長田会計事務所では4期目の卒業生を送り出します。毎年仕事納めの大掃除の後、卒業するインターンシップ生の報告会をしてもらいます。形式は問わないのでどんな形でもいいのですが、皆毎年準備していろいろなものを見せ、聴かせてくれます。今年も卒業予定の3名のインターンシップ生が発表してくれました。
まずは白岡さん。第一印象から話してくれたのですが、所長の面接があまりにもフレンドリーで「よっしゃ!受かった!」と確信したそうです。所長の面接はいつもフレンドリーなので、そういう誤解を生んでいるのではとスタッフは案じていたので、「やっぱり。白岡さんが採用されてよかった。」と思いました(笑)。
白岡さんは会計が好きで勉強熱心。安心して仕事をお任せすることができました。事務所の勉強会にも積極的に参加し、実務的な知識やスキルを身に着け、仕事に活かしてくれました。電話や来客対応、コピーなどには苦戦したそうですが、経験したことでハードルが下がったそうです。
インターンシップで得たものとして「楽しみながら働く意識」「家族や友達とは違う話しやすい場」「学びと挑戦の経験」を挙げてくれました。
次は小澤くん。小澤くんは「これまでのオザワとこれからのオザワ」の紹介からスタートし、私たちを笑わせてくれました。
小澤くんは大学のゼミで会計学を専攻し、実際に会計を仕事にするとはどういうことかを知るためにインターンシップを始めたそうです。仕事を選ぶときにも「自分の経験」を軸にしたかったと教えてくれました。外見の印象を裏切る真面目さ(笑)で、いつも楽しんで仕事をしてくれていました。ユーモアと人を受け入れる包容力、素晴らしい吸収力と学ぶ姿勢を見せてくれました。
インターンシップで得たものとして「会計のおもしろさ、奥深さを知った」「自分らしく働くこと」「人の個性を尊重し受け入れること」「より良くなるために改善すること」を挙げてくれました。
最後は木坂くんです。木坂くんは「インターンシップがある1日」からスタートです。起床から始まり朝礼、業務、お昼休み、お茶の時間…と続いていきます。好きなおやつや好きなお店など紹介もあって、皆大爆笑でした。
木坂くんは「お金のことが知りたい」とインターンシップに参加してくれました。簿記の知識が少し不足していたためゆっくりでしたが、確実に成長してくれました。決められたことを手順通りに進める几帳面さや必ずメモを取る習慣はこれから役に立つと思います。
インターンシップで得たものとして「社会のマナーや常識」「仕事への向き合い方の変化」「普段関わらないジャンルの知識(心理学、アート、コーヒーの淹れ方など)」を挙げてくれました。
毎年、どのインターンシップ生も素晴らしいなと感じます。皆たくさんのことを学んで卒業していってくれるのですが、送り出す私たちもとてもたくさんのことを学びます。インターンシップ制度を始めるにあたって所長と決めたことは「社会の仕組みを伝えること」「仕事は楽しいと伝えること」「会計業界に関心のある人材を増やすこと」でした。その想いは確実に伝わっているのだなと感じます。
4期生はコロナの影響で大学の授業もオンラインとなり、就職活動も大変な中、大変前向きに取り組んでいた姿が印象的でした。事務所でも例年ならば皆で他事務所の見学や遠足、社外の方たちとワークショップや勉強会などたくさんの活動をする予定でしたが、それも叶いませんでした。もっとたくさんのことを一緒にしたかったという少しの悔いは残ります。
春からはそれぞれの道に進んでいきますが、どこにいても自分らしさを持ちながら楽しんで、幸せな人生を送って欲しいと願います。