未来を描く地図づくり 所長コラム「経営計画の力」

所長の長田です。

2025年版「中小企業白書」では、円安・物価高・金利上昇など厳しい経済環境の中で、中小企業の「経営力」向上が重要なテーマとして取り上げられています。戦略的な経営計画や、従業員を大切にする人材マネジメント、経営の学び直しやネットワーク形成などの個人特性面の3つの視点から分析され、持続的成長への道筋が示されています。

特に、経営計画の策定は重要です。白書によると経営計画を策定している会社は全体の約51.1%であり、策定していない会社に比べ売上高の変化率が2%高い傾向があります。しかし、計画を作るだけでは不十分で、進捗確認や評価・見直しを行い、環境変化に応じて柔軟に軌道修正することが不可欠です。また、社員と目標を共有し、現場の声を反映することで組織の一体感と実行力が向上します。経営計画は未来への地図であり、未策定企業こそ現状分析から第一歩を踏み出すことが、変化に強い企業体質を築く近道です。

当事務所では、経営者の「ありたい姿」を丁寧にヒアリングし、1日で中期経営計画を策定する会議を行っています。策定後も毎月の「実現会議サポート」で計画の実行を後押ししています。経営計画の策定にご関心のある方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちが全力でサポートいたします。

※長田会計事務所通信vol.230の所長コラムより再掲載