
スタッフ木下です。
梅雨が一瞬で終わったのではと思うほど暑い日が増えました!
皆様暑さ対策は万全でしょうか?
今回は2025年2月から始まった事務所の新しい取り組みである「未来経営そうぞう塾」をご紹介します!
ずっと運営してきている「未来そうぞう塾」ではなく、名前の通り「経営」に特化した勉強会で、10月までの期間中毎月1回のペースで開催しています!
経営者または後継者の方の学びの場を提供するのが目的です。

開始した理由としては、所長の長田自身が事業承継を経験し、経営の難しさを感じたことや、お客様の事業承継の難しさを目の当たりにしたという経験から、経営者や後継者の方々を支援したいという思うようになったからだと聞いています。
さて、皆様に質問です。
「経営とはなんでしょうか?」
……。
ありがとうございます。
実は、答えはありません。(えー!?)
というのも、定義づけは人によってさまざまだからです。
このように、未来経営そうぞう塾では、経営理念やビジョンなど「なぜ経営をするのか?」という答えのないテーマを探ってから、戦略や組織、管理会計などの実践的な内容に移っていきます。
第2講では、「経営理念とは何か?」というテーマのもと、受講生の皆様にご自身の考えを共有していただく時間がありました。
皆様異なる境遇にあるものの、経営を考える立場として、互いの意見に共感されている様子が印象的でした。
私は運営スタッフとして参加しましたが、未来型経営支援チームの一員として、経営者の方々の考えを知る貴重な機会となりました。
例えば後継者の場合、先代が築いた組織に加わり、それをさらに発展させる責任があります。
創業者の思いを尊重しながら自分自身の考えを加え、時代に合わせて組織をアップデートしていくことは、至難の業だと思います。
また、創業者の場合は既存の枠に縛られることはないものの、思いを形にしていく難しさがあります。
こうした課題に対応するために、第2講では自己理解を深めることを目的としたワークをご用意していました。
見つけるのも、固めるのも簡単ではないからこそ、いったん形になると、それは揺るがぬ信念へと変わります。
考えたことがなかったという方も、ゆっくりでも大丈夫です。
「そんなん、いるんかなあ?」と半信半疑に思われるかもれませんが、この“芯”が定まると、周囲の声に左右されなくなっていきます。
自分だけの価値観と向き合うことの大切さ
「成功するためのノウハウ」は世の中にあふれています。
しかし、第2講を通じて改めて実感したのは、「自分はこうしていきたい」という軸はその人の中だけにあるものだということです。
人には自分だけの価値観があり、その価値観に一貫性のある経営でないと、現実と本当に自分がやりたいこととの間にギャップが生まれ、苦しむこともあるのではないでしょうか。
「何かかっこいいフレーズでないといけないんじゃないの?」
そんなことはありません。
言葉はとても繊細で、自分の中になじみのない言葉は借り物のように使いにくいものです。
思い出すだけで、自分の本当の欲求、原点、拠り所を思い出せる。
そんな言葉が見つかれば最高です。
経営においては、「売上が上がること」や「生産性が高いこと」が善とされますが、何を優先しどのように守るのかは経営者によって異なります。
価値観には唯一無二の正解などありません。
だからこそ自分の価値観は自分で探すことが大切なのだと思いました。
事務所では、所長の長田、遠藤、小向が今の経営理念の形にし、
朝礼の経営理念の唱和や、「心のしくみ勉強会」で月に1回経営理念の言葉について話し合う機会を設け、理念の浸透に取り組んでいます。
例えば「豊かさ」とはどういうことか?など、スタッフやインターン生自身がその言葉に対して持っている価値観と、事務所で定義している価値観について共有したりしています。
第2講の終わりには、受講者の皆様と事務所スタッフ全員で懇親会を開催しました。
普段は電話越しでしか接する機会のなかったスタッフも、この懇親会を通じて受講者の皆様をより深く知ることができました。

現在5講まで終了し、経営の軸、戦略、組織を学んできました。
次回、7月の講義のテーマは「管理会計」です。
実務に近い内容へと進む中でも、第2講で学んだ価値観に基づく経営の大切さを思い出しながら、受講者の皆様の学びを引き続きサポートさせていただきたいと思います。
気になったかたはお気軽にお問い合わせください!
最初から受講したい!という場合は、第2期も実施予定ですのでご連絡ください。
皆様の参加お待ちしております!