「相続」の合同勉強会を行いました

2022年4月に入社した新入スタッフの池永です。ただし長田会計事務所で2年間インターンをしてから入社したので、実質は3年目です。
先輩スタッフから「会計事務所は6月から11月までは研修が増えるよ」と言われていましたが、さっそく相続の勉強会がありました。

 

勉強会は全2回で、まずは所内勉強会です。先輩スタッフの小向さんから「相続とは何か」を学びました。大学では民法が必須科目だったので民法上の相続は知っているつもりでした。しかし、同じ相続でも民法と相続税法では全く違い、私が知っていたことはほんの一部だったと知りました。身近なアニメの家系図を使っていたのでイメージしやすく、例題に対して回答するだけでなく「もし子供がいなかったら?」「私は土地はいりません。現金だけほしいですと言われたら?」など、たくさんの「例えば」や「どうして?」がでて理解が深まりました。

先輩スタッフの小向さん

私がインターン生として入社したと同時に新型コロナウイルス感染症の影響で勉強会がストップしていたので、このような勉強会はほぼ初めてでした。事務所の勉強会は仕事と同じで質問しやすく、それが理解に繋がると感じました。

所内で基礎を学び、次は「相続手続支援センター関西」の皆さんと合同で行いました。
勉強会は前後半になっていて、前半は「相続手続支援センターの役割」を説明していただきました。相続に関する手続きは108個もあるそうです。個人ですべてを手続しようとすると大変ですが、センターでは手続がわからない方のためにそれぞれの専門家を紹介しています。こんな仕事もあるのだと知って、安心しました。

相続手続支援センター 荒井氏

後半は「相続税」について学びました。あらかじめ基礎知識を学んでいたので理解しやすく、より実務的な内容に触れることが出来ました。私が相続税で印象に残っているのは、控除項目の多さと相続の方法の多様さです。例えば配偶者ひとりと子供2人が相続する場合は「3000万円+600万円×法定相続人3人=4800万円」が基礎控除となり、基礎控除金額以内の財産については税金がかかりません。他にも配偶者や未成年、生命保険などたくさんの控除があります。税金も相続税特有の計算があり、知らないことばかりでした。

長田会計事務所所長 長田雅子

長田会計事務所所長 長田雅子

相続は実際自分の身に起こってみないことにはイメージがしにくい部分もありますが、今回こうして勉強会で学んだことで少しハードルが下がったように感じます。「知っていること」の大切さを感じました。
また、会計事務所スタッフとしては、事務所に相続税申告の依頼があるまでにどのような事が行われているのか知り、今後の仕事への意識が変化したように感じます。

事務所の勉強会といえば、おやつは欠かせません。

勉強会の最後にセンターの方から『もしもの時の緊急連絡先カード』を頂きました。最近はスマートフォンに緊急連絡先を登録している方が多いと思います。いざというとき「ロックがかかっていて開かない」「電池が切れている」などの場合、このカードを持っていると連絡がスムーズに行えて安心です。このカードは事務所に置かせていただいているので、来所の際にぜひお持ち帰りください。

事務所に置かせていただいています!